一般財団法人 長岡花火財団と株式会社チケットプラスは、インターネット上の個人間取引サイト(以下「転売サイト」)等で、「長岡まつり大花火大会」チケットが不正に転売されている状況を受け、出品者を特定するため、本件における非公式の転売サイトを運営する2社に対し、11月18日付けで、当該転売行為に関与した発信者に対する発信者情報開示請求を共同で行いました。
■発信者情報開示請求の概要
かねてより長岡花火財団はチケット不正転売問題を課題とし、様々な対策を行ってきました。2022年より公式リセールの場を設け、正規ルート以外でのチケット流通を防止する取り組みから着手。一定の効果は得られたものの、転売サイトへの出品は後を絶たず、2025年には全席を記名式チケットとしたほか、首都圏をはじめとする公共交通機関での注意喚起広告の掲載など、多額の費用を投じて不正転売対策の強化対応を実施しました。
しかしながら、2025年も転売サイト等でチケットの不正出品が確認されており、なかには定価の8倍以上の価格で取引されているケースもありました。また、長岡花火財団は不正転売が確認された転売サイト運営者に度々削除要請をしましたが、協力は得られませんでした。そのため、財団としてもイベント当日の本人確認をランダムで実施するなど、大会運営に大きな支障が生じております。
また、長岡花火財団公認の公式リセールプラットフォーム「チケプラトレード」を運営するチケットプラスも、正規ルート外での不正転売により、公式サイトを通じた正当な取引が阻害されるなどの営業上の被害を受けています。正規ユーザーによる取引が減少することで売上機会が失われるだけでなく、利用者からの問い合わせやトラブル対応の増加といった二次的な負担も生じています。また、公式プラットフォームの信頼性低下につながるリスクもあり、ブランド価値の毀損や将来的な取引機会の喪失といった影響も無視できません。このような状況は、チケットプラスとしての本来の営業活動を大きく制約しており、正規の流通・取引の維持に向けた努力を阻む重大な課題となっています。
このように、両社それぞれの正規の業務が侵害されている状況を踏まえ、今回の発信者情報開示請求の実施に至りました。
■今後の対応
長岡花火財団およびチケットプラスは、今回の法的措置を通じて、不正転売行為に対する抑止を図るとともに、正規ルートで安心してチケットを購入・譲渡できる環境の維持に努めてまいります。今後も関係当局および関係事業者と連携し、健全なチケット流通の実現に向けて取り組みを強化してまいります。
■長岡花火財団について
毎年8月2日・3日に信濃川河川敷で開催する「長岡まつり大花火大会」の運営のほか、長岡市民の誇り、宝である「慰霊・復興・平和を祈る長岡花火」の想いや物語を次世代につなげていく活動を行っています。
【本件に関するお問合わせ・取材等のお申し込み先】
一般財団法人長岡花火財団 戸田
E-mail:info@nagaokahanabi.co.jp
株式会社チケットプラス 広報担当
E-mail:press@ticketplus.co.jp
【会社概要】
会社名:株式会社チケットプラス
所在地:東京都渋谷区渋谷3-12-18渋谷南東急ビル9階
代表者:佐藤元
URL:https://ticketplus.co.jp/
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「長岡まつり大花火大会」におけるチケット不正転売の発信者情報開示請求を実施NEW
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