30数年、ロックを聴いてきて、最近になってようやく
“グル―ヴ”というものの意味を知り得てきた……
気がするだけの(涙)、コンテンツ事業部 マトバです。
“グル―ヴとはなんぞや?”という問いに対し、明確な答えを、
実際にプレイとサウンドで示してくれるベーシストの一人、
人時のライヴが、彼の誕生日=7月19日に行なわれたので、
高田馬場CLUB PHASEに行ってまいりました。
人時は、昨年、劇的に再始動した黒夢のベーシストでもあり、
近年では、ソロでアコースティックなライヴを行なうかたわら、
DEAD ENDのMorrie(Vo.)率いるCreature Creatureや、
aki(Vo./ex. Laputa)のバンドでも活躍しています。
この日は、黒夢の90年代後期にタッグを組んでいた
そうる透(Dr.)氏を迎えてのライヴ。ベースとドラムだけで、
はたしてどんなグル―ヴとビートを提示してくれるのか!?
フロアは満員のお客さんで埋め尽くされ、サウナ状態(汗)。
ライヴは、YouTubeにてデモンストレーションで公開されていた
「Rush Live」でスタート! 初っぱなから、ものスゴいドライヴと
グル―ヴで、フロア全体はイッキにヒート・アップ!
アタッキーでドライヴしたものから、繊細なニュアンスのフレーズまで、
インパクトを持たせつつも過剰に出過ぎず。まさに“らしい”人時のプレイ。
そこに、エネルギッシュでいながら、細部まで目が行き届いたドラムで、
そうる透氏が楽曲に躍動感を与えていくのが、とても印象的。
▲「Rush Live」デモンストレーション(ラフ・ミックス)
秋リリース予定で現在制作中という、インストゥルメンタルの
ソロ・アルバムからのナンバーを中心にしながらも、時折、
黒夢の名曲群のオイシイ部分をリビルドしたナンバーなども
インストゥルメンタル・アレンジにて披露! これには、ずっと
人時を追いかけ続けてきたファンも悶絶したことでしょう。
そして中盤、再始動した黒夢でも弦楽器隊でタッグを組んだ、
ゲストのK-A-Z(G./sads、DETROX)がステージに登場。
sadsのリズム隊、GO(Dr.)、クボタケイスケ(B.)の二人も
ケーキと花束を持って登場し、人時のバースデーを祝う
サプライズも!
そして、K-A-Zのソロ・アルバム『attacK-A-Zenith』から、
スピード・コア・チューンの「Deadcoaster」をプレイ。
人時、そうる透、K-A-Zによる、人間業とは思えない、
テクニカル、アグレッシヴ、ハイパーな演奏が炸裂。
さらには、リフを一つ決めただけでアドリヴで演奏するという、
ピンッと張りつめたテンションで行なわれたセッションでは、
スゴいヴァイヴとともに、サスガのプロの技で魅せてくれます。
K-A-Zがステージを降りて以降は「Brush Up!!」も含めつつ、
アンコールまで、なんと披露された楽曲数は、のべ20曲。
ほとんどが未聴のインストゥルメンタル・ナンバーであっても、
オーディエンスが盛り上がっていたのがとても印象的でした。
人時のベースと、そうる透氏のドラムによる、多彩なリズムと
グル―ヴで紡ぎ出された情景は、本当に素晴らしかったという
ひと言。
▲「Brush Up!!」デモンストレーション(ラフ・ミックス)
インストゥルメンタルの曲は好きではないとMCで語っていた
人時ではありますが、だからこそ、インストゥルメンタルでも、
根底では歌心あるベース・ラインを奏でるというのも再発見。
そして、今回のライヴのタイトルにもなった、彼の命題的な
“I Never Kill The Groove”。
秋にリリース予定のインストゥルメンタル・ソロ・アルバムも、
期待させるに充分すぎたライヴだったと思います。
▲べっびんさん、べっぴんさん、一人飛ばして(涙)、べっぴんさん。
……もとい、そうる透氏、人時氏、K-A-Z氏と。
11月2日(金)に、場所は同じ、高田馬場CLUB PHASEにて、
人時 vs K-A-Zの激突ライヴも決定。これも見逃せません!!
そしてそして!
人時、K-A-Zともに、インディーズ公式サウンドで、
着うた(R)・着うたフル(R)を絶賛独占配信中なのです。
まだ触れたことのない人は、ぜひ♪
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人時 ソロ・アコースティック・アルバム
『ちっぽけな僕の世界』(写真左)
◆品番 KNCP-0003
◆価格 ¥3,000(税込)
◆発売日 2011/7/20(水)
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K-A-Z 1stソロ・アルバム
『attacK-A-Zenith』(写真右)
◆品番 CD0001
◆価格 ¥2,700(税込)
◆発売日 2012/6/27(水)
☆iTunes Music Storeにて全世界配信中☆
※関連記事は コチラ でも読めます。
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スタッフダイアリー
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