スタッフダイアリー

Roen、服が作られるまでの背景

初めまして。
Roen企画生産のKと申します。

Roenがm-upグループに入り早1年が経ちました。
日々粛々と洋服に向き合わせて頂いております。

毎年この時期は翌年の秋冬企画に追われています。
私からはRoenの服が出来上がる迄の工程をご説明させて頂きます。

現在のRoenは…
春夏と秋冬の年2回、新作デザインの展示会を行っています。


12月から順次デリバリー開始の2018年春夏コレクション


まず、デザインを決める上での流れ

①テーマを決める
デザインマップ(つくりたいイメージのコラージュ)を各自組み、世界観を共有する。

②MD(マーチャンダイジング)をアイテム、デザイン毎に組む
テーマに添って製作するデザイン、アイテムの色、価格帯の設定をする。

③使用したい生地をアイテム毎に決める
定番から流行の生地までたくさん集めた中から選び抜きます。

④各アイテムのデザインを描く
何十型も描いた中から、いいデザインが生き残ります。

⑤プレゼンテーションで進行の可否の決定
生き残ったデザインの中でもさらに削られることもしばしば(泣)

上記のような流れでざっくりとしたデザインが決まります。
ここまでだけでも結構大変です;(汗)


ここからは服作りに入ります。

デザインが決まってからは、生地の使う箇所や細部の付属を決めパターン(型紙)に起こし、
仕様書に指示内容をまとめていきます。

※ここが服作りで一番重要な工程です。

・パターン:Roenこだわりの美しいラインを形成。
ポケットや釦の位置等、全体のバランスを見て決めています。



2018年秋冬コレクション、パターンの一部


・仕様書:縫製場の職人さんたちが分かりやすいように指示書の作成。
(指示書は企業秘密のためごめんなさい><;)

Roenでは、クオリティーの高い製品を作る為に細部まで指示を怠りません!



上記画像はリボンや、スピンドル、トリミングブレードを扱う世界のSHINDOさん。
(S.I.C Showroom TOKYO)
SHINDOさんのサイトはこちら


ここからは職人さんたちの腕の見せ所です。

①職出し
使用する生地、附属を工場に発送。

②裁断
手裁断や、機械裁断があります。

③縫製
生地によってミシンの糸調子を調整し、一針一針丁寧に。
Roenではほぼ日本の工場の日本人の職人さん達により作られています。

上記を終え、やっと製品が上がってきます。
が、これで終わらないのがRoenクオリティー!
(これを半製品といいます。)

出来上がってきたと思われた服を更に加工してしまうのがRoenの服のすごい所です。

国内でも随一な加工場(株)アルテックラボさんにて顔料吹き付けや染め、箔のせ等、
様々な加工が職人達により一点一点手作業で行われます。
Artec Lab.さんのサイトはこちら



仕上げににRoenのアイコンを付けて完成です。
※Roenで使用しているラインストーンはSWALOVSKI社製のクリスタルを使用しています。


最後になりますが、服を作る上で沢山の人の力によって1着の服が生まれています。
高い理由も頷けますね!

Roenでは職人さん、そしてファンの方達を大切にこれからも服を作り続けていきます。

今後とも宜しくお願い致します。