スタッフダイアリー

好きな仕事とプラモデル

こんにちは。
編集制作チームの石田です。

暑い日が続いていて、外に出るのが億劫な季節になってきました。
トマトをはじめ、夏野菜が美味しい季節でもありますね。

いきなりですが、私には挑戦してみたいことがあります。
それは“プラモデル製作”。アニメを観るのが好きなのですが、会社の先輩から「今期の某ロボットアニメは面白い」と聞いて視聴。ドハマりし、うっかり泣いてしまうほどでした。作品のファンとして、そこに出ていたロボットのプラモデルを作ってみたいと思い立ち、今に至ります。(トマトが印象的な作品でもありました)



さて、私が所属している編集制作チームはファンクラブの会報誌を作る部署です。
平たくいえば、どんな会報誌にするのか、企画を考える→印刷所やデザイナーへの発注→カメラマンやライター、ロケ先などにアポを取る→ライブや取材を経て内容をまとめる→校正や色校などのチェックを行い形にしていく……というのが業務内容になります。

入社して約1年半。編集の仕事は多岐に渡りますが、デザイナーからデザインが上がってくるときは、好きな瞬間の一つです。

そのページはどんな企画なのか、どんな見せ方をしたいのか、前後のページとの流れはどうか。
使う写真を選んで、文量や配置を決めて、どんなイメージのデザインにしたいか考えます。すぐに答えが出てくるときもあれば、なかなか決まらないときもあります。
作業時間となかなか比例しないのが面白いところであり、難しいところでもあります。

悩んで作り上げたラフは簡単なイメージとはいえ、デザイナーに依頼するときはわが子を送り出すような気持ちにもなります。


このラフはOfficial髭男dismファンクラブ「Stand By You」の会報誌vol.3の一部です。
実際、デザイナーに送っているものを、ネタバレにならないように抽象化した画像がコレ。

“こんなイメージで作ってほしい”ということをデザイナーに合わせて伝えます。
とはいえ、この後にいろんなチェックを挟み、形が変わってしまうこともしばしば。

そうして出来上がったページがコチラ!



……と簡単に見せらないのがファンクラブ会報誌の歯がゆいところ。

公式Twitterの方で動画をアップしていますので、ご覧ください。
https://twitter.com/officialhige/status/1673979558922534912?s=20



会報誌と合わせてお楽しみいただけるオフショットムービーの【予告編】です。
この動画は弊社の動画チームが制作しました!

「Stand By You」会員の方は、どんなページデザインになっているのかぜひ紙面を見て確認してみてください。

完成したデザインを見るとテンションが上がります。自分が送ったラフを基に、デザイナーが読みやすくレイアウトを調整し、その上で目でも楽しめるデザインに仕上げてくれて、小ネタ的にファンの方が楽しめる飾りを入れてくれたりと、デザイナーの方の意図を汲み取る力、それを見える形にするセンスが本当にすごいです。

私が作っているのは組み立て説明書とバラバラのパーツ。出来上がったデザインはパーツを組み合わせて作ったプラモデルです。

組み立て説明書とパーツだけではプラモデルは成り立ちません。
けれど、おこがましい話かもしれませんが、組み立て説明書なしでパーツを集めるところからプラモデルを組み立てるのは、かなり骨が折れる作業になるのではないでしょうか。

編集とは個々を繋げるジョイントパーツでもある気がします。
ライター、デザイナー、事務所、ロケ先、印刷所、さまざまなところを繋いで一つの会報誌にする。最終的にはそれがアーティストとファンを繋いでいるものになったりもします。
そのため、会員の方から送っていただくアンケート回答やSNS等で、喜んでもらえている様子を見ると「やってよかったな」とつくづく思います。


会報誌のデザインには正解がないと思っています。
人の数だけ“正しい”があって、関わる人や時代性が異なれば、同じ内容でもきっと異なるものになります。だから面白いのだと思うし、自分の中にある正解を量産すれば大正解ということではありません。

マンネリ化を防ぐために、私も新しい見せ方や切り口に挑戦して、フレッシュな会報誌を常にお届けしたいなと思っています。

また、先ほど紹介したOfficial髭男dismの会報誌も”挑戦”が一つのキーワードでもあります。そんなことも合わせて楽しんで読んでいただけたらうれしいです。

Fanplusには夏季休暇があります。
私は会社からもらえる夏休みを使ってプラモデル製作に挑戦してみようかなと考えています。
……なんだかスケールの小さい話になってしまいましたね(笑)。

最後までお読みいただきありがとうございました。